Nord Drumは、非常にダイナミック・レンジが広く、しかも超高速トリガーにより、打楽器そのもののフィーリングで演奏可能な、すべてのパフォーミング・ミュージシャンに捧げるドラム・シンセサイザーです。4系統の高感度インプット端子、そしてMIDI IN端子を装備し、エレクトロニック・ドラム・パッドやアコースティック・ドラムに装着したトリガー・センサーなどの出力を、そしてMIDIパッドやシーケンサーなどからのMIDI信号を受けることができ、ドラム・セットなどの演奏環境に簡単に導入することが可能です。
アナログ波形を使用したレトロフューチャーなシンセ・ドラム・サウンドや、複雑な倍音構成の波形や、様々なカラーのノイズを使用した新たなサウンドを生み出すことができます。どちらの場合でも極めて自然な演奏フィールをお楽しみいただけます。
Nord Drumの各チャンネルは、Tone、Noise、Clickという、音色を構成する3つのセクションを内蔵し、各セクションのバランスを内蔵ミキサーでまとめる構成を採用しています。
ヘッドの倍音構成を思わせる様々な波形も内蔵。これらの波形をローパス・フィルターで加工可能。フィルター部にはSweepパラメーターを内蔵し、フィルターの開閉を刻々と変化させることもできます。サウンドのアタック部分に迫力を加えることができるPunchパラメーター(ベロシティ・コントロール可能)や、トーン・セクション全体のサウンドの長さをコントロールするDecay(音をフェイドアウトさせるだけでなく、強制的に音を止めるゲート・モードもあります)、トーン・セクションの基本的なピッチを設定するPitchパラメーター(B-1〜D7)や、ピッチの時間的変化をコントロールするBendパラメーターを駆使して、自由にサウンドを作り上げることができます。また、アタックの瞬間だけにピッチ変化をつけるShort Bendパラメーターも内蔵しています。
ノイズ・セクションでは、グツグツと煮え立つようなノイズからきめの細かいホワイト・ノイズまで、Colorパラメーターでノイズ・サウンドを調整でき、トーン・セクションのサウンドにアクセントをつけることが可能です。Colorパラメーターで調整したノイズ・サウンドはローパス・フィルター、または6種類のレゾナント・フィルター・タイプを使用して加工することができます。トーン・セクションと同様に、Sweepパラメーターでフィルター開閉の時間的変化をコントロールすることができ、ノイズ・セクションの音の長さをDecayパラメーターで調整可能です。もちろん、ノイズ・セクションにもゲート・モードを内蔵しています(ソフト/ハードの2段階)。
クリック・セクションは、アタック部分のサウンドを作るセクションです。ノイズ、トーン/ノイズ、トーンを基本とした27種類のクリック・タイプからアタック部分のサウンドをチョイスし、Decay/Gateパラメーターでその長さをコントロールできます。
Nord Drumは、トリガー入力、MIDI入力を同時に最大4系統まで使用することができ、自由にセッティングすることが可能です。例えばバスドラムにトリガー・センサーを装着し、エレクトロニック・ドラム・パッドを2つ、さらにバッキング・トラックが入ったMIDIシーケンサーからもMIDI信号を受信して、トラックと同期したパフォーマンスを行うことも可能です。トリガー入力の感度やトリガー・タイプは、Nord Drum上で調整することができますので、使用するパッドやトリガー・センサーを選びません。
Nord Drum Demo
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