パワフルな機能はそのままに、シンプルで分かりやすい操作性を実現。圧倒的なサウンドを誇るシンセサイザー、Nord Lead A1新登場。
ライブ・ステージで、レコーディング・スタジオで、あらゆる音楽スタイルでその存在感のあるサウンドを放つシンセサイザー、Nord Lead A1。最新のパネル・レイアウトの採用により、ディープな音作りやセンセーショナルなサウンドも、シンプルな操作で作成可能。圧倒的な音色をかつてない高速サウンド・メイキングで。
オシレーター
モジュレーション
フィルター
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エフェクト
パフォーマンス
その他の新機能
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Nord Lead A1の心臓部、それは最新のアナログ・モデリング・エンジンです。バーチャル・アナログ・シンセシスをさらに次のレベルへと推し進める新エンジンにより、アナログ・シンセの信号経路を忠実に再現し、これまで以上にリアルなアナログ・サウンド、そして幅広い音作りの可能性を実現。24ボイス、4パート・マルチティンバーを誇るNord Lead A1は、限定的な機能のアナログ製品を遥かに凌ぐパワフルさをパッケージにした1台。
Nord Lead A1の設計上の最大のポイントとなった部分が、シンプルながらも幅広い音作りが可能な最新のユーザー・インターフェイスです。音作りに長けた数多くのプロフェッショナル・プレイヤーたちからの声を反映させ、ライブやレコーディングなどで必要なサウンドを素早く作り出せるスピード性を重視。最新かつユニークなオシレーター・セクション、設定済みのモジュレーション・マトリクス、シンプル化したADRエンベロープなどにより、ディープな音作りの可能性をそのままに、よりスピーディなサウンド・メイキングを実現しました。
Nord Lead A1のオシレーター・セクションはクラシックなアナログ波形やデジタル特有の整然とした倍音構成や、非整数次倍音を含んだインハーモニックな波形など、全47波形を内蔵。これらの波形を、ユニークなオシレーター・コンフィギュレーション(オシレーター構成)ショートカットでこれまで以上に素早く選択し、組み合わせることが可能です。8種類のショートカット(ピッチ、デチューン、シェイプ、シンク、サブ・ミックス、FM、AM、ノイズ)の選択から音作りをスタートし、アジャスト・ノブで調整するというシンプル操作です。
これまで複雑な音色を作り出すには、モジュレーションのルーティングを考えたり、試行錯誤を繰り返すなど、かなりの労力が必要でしたが、Nord Lead A1ではその必要はなく、しかもディープな音作りの可能性はそのままに、上級者からビギナーまで、高速サウンド・メイキングを体験できます。
オシレーター・コンフィギュレーション
Pitch
DeTune
Sub Mix
Shape
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Sync
FM
AM
Noise
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Nord Lead A1のフィルター・セクションは、クラシックな12dB、24dBローパス・フィルターの他に、ハイパス、バンドパス・フィルターを内蔵。さらに、Nord Lead 4に内蔵された1970年代、1980年代の名機で採用されたラダー・フィルターのシミュレーションも搭載。オリジナル同様のサウンド・キャラクターやレスポンスをそのままに、「あのサウンド」を再現できます。また、すべてのフィルター・タイプで、アナログならではのスムーズな動きやアナログらしさがよく出たウォームなサウンド・キャラクターを実現しました。
Nord Lead A1のLFO、モジュレーション・セクションには、5種類の波形の内蔵したLFO、ADRの3ステージ構成のモジュレーション・エンベロープを搭載。LFOはNord Lead A1のマスター・クロックと同期が可能です。また、モジュレーション・エンベロープはベロシティやLFOでスタートさせることができ、しかも反転出力も装備。新ユーザー・インターフェイスの採用により、複雑なモジュレーションの設定も素早く行えます。
Nord Lead A1のエフェクト・セクションには、新採用のアンサンブル、コーラス・エフェクトを内蔵。どちらもビンテージ・シンセに実際に搭載された回路を忠実に再現し、アナログ特有のウォームな質感を実現しました。その他にも、リング・モジュレーター、フェイザー、フランジャー、ドライブ、さらにディレイやリバーブもスロット(ティンバー)ごとに使用できます
Nord Lead A1は、Nord伝統のモーフィング機能も搭載。モジュレーション・ホイールやベロシティ、ペダル操作により、複数の音色パラメーターが同時に変化し、劇的な音色変化を自在にコントロールできます。モーフィングの設定は、Morphボタンを押しながら変化させたいパラメーターのノブを調整するだけのシンプル操作で行えます。
音作りの際に非常に便利なのが、Like(いいね!)ボタンです。音作りをしていると、どの時点で完成とするのか、その判断が難しくなることがよくあります。そんな時にLikeボタンを使用すれば、音作りの途中で気に入った音色になった時点でLikeボタンを押します。するとその音色が一時的にメモリーされ、そのまま音作りを続行できます。Likeは最大50種類までメモリーでき、自由に各Likeへ戻ることができ、そこからさらに異なるバリエーション音色を作ることができます。そして音色が完成しましたら、通常のメモリー領域に保存できます。
Nord Lead 4に搭載され、定評のあるMutator機能がNord Lead A1にも搭載。音色パラメーターの1つ、いくつか、あるいは全部を一定の割合で変化させ、元の音色からバリエーション音色を自動的に作り出せる機能です。もちろん、全パラメーターを完全にランダムに変化させ、元の音色とはまったく異なる音色を作り出すことも可能です。
新設計のユニゾン機能は、かつてない音の太さ、分厚いサウンドを作り出せます。ビンテージ・アナログと遜色ない太さ、厚みを実現しました。
Nord Lead A1のアルペジエイターは、アップ/ダウン、ランダムの各モード、レンジは最大4オクターブのアルペジオ演奏が可能です。もちろん、マスター・クロックにも同期します。
Nord Lead A1のマスター・クロックを使用すれば、LFOやアルペジエイター、ディレイをマスター・クロックに同期させることができ、マスター・クロック自体は外部MIDIクロックに同期させることも可能です。また、ドラマーや再生中のトラックのテンポに素早く合わせられるタップ・テンポ機能も内蔵。
Nord Lead A1は4台分のシンセサイザーを同時に使用できる4パート・マルチティンバー仕様。2つの音色を重ねて演奏できるレイヤーや、音域別に2つの音色を配置して弾き分けられるスプリット・モードも自在に設定できます。また、ホールド機能を使用すれば、1つのパートをホールドさせ、それをバックに別の音色でプレイすることもできます。
Nord Lead A1の新機能として、4パート(スロット)を同時にエディットできるマルチエディット・モードをパフォーマンス・モードに内蔵。ライブなどで4パートの音色パラメーターを同時にリアルタイム・コントロールすることができます。
Nord Lead A1には、Nord Sound Managerソフトウェア(Mac OS X / Windowsに対応)を同梱。Nord Sound Managerは、音色ライブラリアン・ソフトで、Nord Lead A1の音色メモリー(プログラム)の並べ替えや、バックアップ、プログラムの転送などが簡単に行なえます。
Nord Lead A1はUSB-MIDI機能を内蔵し、コンピュータ上のDAWソフトやNord Sound Managerとの接続もUSBケーブル1本で行えます。また、Nord Lead A1のパネル上にあるすべてのノブはMIDIコントロール・データを送信できます。
他のNord製品と同様、キーボード・モデルのNord Lead A1、ラック/デスクトップ・モデルのNord Lead A1Rは、ともにストックホルム(スウェーデン)のNordファクトリーで厳しい品質管理の下で生産しています。
キーボード・モデルのNord Lead A1ではレスポンスに優れたFatar製49鍵キーボードを採用。ラック/デスクトップ・モデルのNord Lead A1Rは、キーボード、モジュレーション・ホイール、ピッチ・スティック以外のNord Lead A1の全機能を搭載し、ステージやスタジオなどシチュエーションに合わせてチョイスできます。
両モデルどもメタル製ボディを採用し、レスポンスの良いノブを装備した揺るぎのない品質で、長期に渡る使用にも十分に耐えうる高い信頼性を実現しました。
希望小売価格:253,000円(税込)
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