Q

【Nord Piano 5】ピアノ以外の音色も使えますか?

A

Nord Piano 5には「ピアノ・セクション」と「サンプル・シンセ・セクション」があり、それぞれのセクションで選択した多彩な音色を演奏することができます。また、工場出荷時の状態からすぐに使用できる音色の他、Nordウェブサイトからダウンロードできる音色を追加することもできます。

各セクションでお使いいただける音色の特徴につきましては、以下をご参照ください。


■ピアノ・セクション
グランド・ピアノ、アップライト・ピアノ、エレクトリック・ピアノ、デジタル・ピアノ、レイヤー・サウンドなどの、幅広いピアノ・サウンドとキーボード・サウンドがプリセットされています。

ピアノ・セクションでは、高度なストリング・レゾナンス機能や、ピアノ・サウンドの特性を変化させることができる専用のイコライザー設定があります。各種設定は、それぞれボタンでオン/オフや設定を素早く切り替えることができます。



■サンプル・シンセ・セクション
ストリングス、ブラス、ウッドウィンド、サックス、クロマチック・パーカッション等の生楽器系や、シンセ・リード、シンセ・パッド等の電子楽器系、さらにMellotron 、Chamberlinなどの有名なビンテージ・サウンド等がプリセットされています。

サンプル・シンセ・セクションでは、選択したサンプルのサウンドにダイナミクス・レンジやエンベロープ等の微調整をすることができます。

Q

【Nord Piano 5】サンプル・シンセ・セクションの音が出ない

A

Nord Piano 5には、ピアノ・セクションとサンプル・シンセ・セクションのそれぞれに、音源部のオン/オフボタンがあります。[LAYER A]/[LAYER B]ボタンのランプが消灯しているときはオフ状態となり、該当の音源部は発音しません。

サンプル・シンセ・セクションの音を出すには、[LAYER A]ボタンまたは[LAYER B]ボタンを押してオン(点灯状態)にします。
* 一例として、[LAYER A]ボタンが点灯状態のとき、[LAYER A]ボタンを押しながら[LAYER B]ボタンを押すと、2つのサンプル・シンセ・サウンドを組み合わせることができます。

Q

【Nord Piano 5】サンプル・シンセ・セクションの音色をレイヤー/スプリットすることはできますか?

A

Nord Piano 5では、同セクション内のサウンド(音色)をレイヤー/スプリットすることができます。
一例として、サンプル・シンセ・セクションの操作方法をご紹介します。


■レイヤーする(サウンドを組み合わせる)

[LAYER A]ボタンがオン(点灯状態)のとき、[LAYER A]ボタンを押しながら[LAYER B]ボタンを押すと、2つのサンプル・シンセ・サウンドを組み合わせることができます。

サウンドを組み合わせた状態で各レイヤーの音色をエディットしたい場合は、エディットしたいレイヤーのボタンを押してフォーカス(LED点滅状態)します。


■スプリットする(サウンドを鳴らす鍵盤範囲を上下に分ける)

セクション内「KBスプリット」ボタンのLEDがどちらも点灯していない場合、アクティブ・レイヤーのサウンドはキーボード全体に割り当てられています。
セクション内の[KB SPLIT] ボタンを押すことで、各レイヤーのサウンドを、スプリット・ポイントの下側([LO])または上側([UP])に割り当てることができます。
* スプリット・ポイントの位置は、プログラム・セクション内のKB SPLIT[KEY]ボタンを押して選択します。

[LAYER A]ボタンと[LAYER B]ボタンをオン(点灯状態)にして、サウンドを組み合わせます。

サウンドを鳴らす鍵盤範囲を設定したいレイヤーボタンを押し、エディット用にレイヤーをフォーカス(LED点滅状態)します。

[KB SPLIT]ボタンを何度か押して、サウンドを割り当てたい範囲を、スプリット・ポイントの下側([LO])または上側([UP])の2つから選択します。

Q

【Nord Piano 5】オルガン音色は使えますか?

A

サンプル・シンセ・セクションにて、パイプオルガン音色をご利用いただけます。

* B3、VOX等のオルガン音色はお使いいただけません。

Q

【Nord Piano 5】使用できるサスティン・ペダルは?

A

付属のNord Triple Pedalの他、Nord Single Pedalや、各社フットスイッチが使用できます。
⇒(ご参考:【Nord Piano 5】サスティン・ペダルは付属していますか?)

Q

【Nord Piano 5】本体に取りつけられる譜面台はありますか?

A

Nord Piano 5本体には、専用譜面台としてMusic Stand V2をお使いいただけます。

Q

【Nord Piano 5】ソフトケースは何が使えますか?

A

セミ・ハードケース「Soft Case Stage/Piano 88」がお使いいただけます。
装着可能キャスター付きで、持ち運びにも便利です。

Q

【Nord Piano 5】サスティン・ペダルは付属していますか?

A

Nord Triple Pedalが付属いたします。Nord Triple Pedalには以下の機能があります。



■ サスティン・ペダル
右のペダルはハーフペダリングに対応しているサスティン・ペダルです。ハーフペダリングは、ピアノのダンパーが完全に上がっていない状態で演奏するテクニックにより、ややダンパーがかかったサウンドで演奏できます。

■ ソステヌート
真ん中のペダルは、デフォルト設定ではソステヌート・ペダルとして使用できます。ソステヌートは、キーボードを弾いた瞬間にこのペダルを踏んだ音のみにサスティンがかかり、その後ほかの音は、踏み続けながら演奏してもサスティンがかからないというものです。

■ ソフト・ペダル
左のペダルはソフト・ペダルです。別名ウナ・コルダです。このペダルを踏むと、すべての音の音量が少し下がり、同時にややソフトな音色になります。

■ペダル・ノイズ
アコースティック・ピアノと一部エレクトリック・ピアノの、ダンパー機構を持ち上げたり解放したりするときの機械的な音をシミュレートし、再現できる機能です。ペダル・ノイズ機能は、Nord Triple Pedalを接続している時のみ使用できます。

Q

【Nord Piano 5】トランスポーズをかけたい

A

Nord Piano 5は、各プログラムに設定できるトランスポーズと、本体内のすべてのプログラムに影響するトランスポーズ(GLOBAL TRANSPOSE)の2種類があります。各種の詳細や設定手順は、以下内容をご参照ください。

■ プログラムのトランスポーズ

各プログラムに、半音単位で最大±6半音までキーボードをトランスポーズ(移調)できます。

[TRANSPOSE]ボタンを押し、トランスポーズ機能をオンします。
* もう一度[TRANSPOSE]ボタンを押すと、トランスポーズが解除されます。

[TRANSPOSE]ボタンを押しながら[PROG/MENU]ダイアルを回して、トランスポーズの値を設定します。

■ システムのトランスポーズ

システム・メニュー内の「GLOBAL TRANSPOSE」にて、本体内のすべてのプログラムに影響するトランスポーズを、半音単位で最大±6半音まで設定することができます。
* プログラムのトランスポーズ機能を使用した場合、Global Transposeの設定値が足されて音程が変化します。



[SHIFT]ボタンを押しながら[SYSTEM]ボタンを押し、システム・メニューに入ります。

液晶画面上の[◀]/[▶]に対応したボタンを押して表示を切り替え、「GLOBAL TRANSPOSE」を表示させます。

[PROG/MENU]ダイアルを回し、トランスポーズの値を設定します。
* デフォルト設定は「None」です。

[EXIT]ボタンを押して、システム・メニューから抜けます。

Q

【Nord Piano 5】音色(プログラム)の順番を並び替えたい

A

オーガナイズ機能を使うことで、プログラムの順番を並び替えることができます。ライブなどの演奏で使用する順番に並べておくことにより、PROGRAMS[1]~[5]のボタンを押すことで、演奏中に瞬時に音色を切り替えることができます。

詳しい操作手順は、以下をご参照ください。

■ オーガナイズ機能の使用方法

プログラムの並べ替えを行うには、まず、[ORGANIZE]ビューを開きます。
[ORGANIZE]ビューを開くには、[SHIFT]ボタンを押しながら[ORGANIZE](PROGRAM 5)ボタンを押します。

■2つのプログラムを入れ替える

例:プログラムナンバーA:12「Nefertiti Mk Ⅰ」を、A:24のプログラムと入れ替える場合

[PROG/MENU]ダイアルを回し、入れ替えたいプログラム(A:12「Nefertiti Mk Ⅰ」)を選択し、[PROGRAM 3(Swap)]ボタンを押します。

[PROG/MENU]ダイアルを回して入れ替える先のプログラム(A:24)を選択し、[PROGRAM 4(Ok)]ボタンを押して、プログラムの入れ替えを実行します。

[ORGANIZE]ビューを抜けるときは、[EXIT]ボタンを押します。

■プログラムを移動する

例:プログラムナンバーA:12「Nefertiti Mk Ⅰ」を、B:42に移動する場合

[PROG/MENU]ダイアルを回し、移動したいプログラム(A:12「Nefertiti Mk Ⅰ」)を選択し、[PROGRAM 4(Move)]ボタンを押します。

[PROG/MENU]ダイアルを回して移動先(B:42)を選択し、[PROGRAM 4(Ok)]ボタンを押して、プログラムの移動を実行します。

[ORGANIZE]ビューを抜けるときは、[EXIT]ボタンを押します。

Q

【Nord Piano 5】フットコントローラーで音量調節できますか?

A

Nord Piano 5では、セクション内にある「VOL PED」のLEDが消灯していると、フットコントローラーの操作が効きません。

該当セクションで、[SHIFT]ボタンを押しながら[VOL PED]ボタンを押し、「VOL PED」のLEDを点灯させることで、フットコントローラーによる音量のコントロールができます。
フットコントローラーで音量を操作したくない場合は、同様の操作にて、「VOL PED」のLEDを消灯状態にします。

* エクスプレッション・ペダルの接続や設定は以下Q&Aをご参照ください。
⇒(ご参照:【Nord Piano 5】フットコントローラーを使用するための設定は? )

Q

【Nord Piano 5】サスティン・ペダルが効かない

A

Nord Piano 5では、セクション内にある「SUSTAIN」のLEDが消灯していると、サスティン・ペダルが効きません。

該当セクションで、[SHIFT]ボタンを押しながら[SUST PED]ボタンを押し、「SUST PED」のLEDを点灯させることで、サスティン・ペダルが使用できるようになります。

⇒(ご参考:【Nord Piano 5】サスティン・ペダルの極性の設定方法は?)

Q

【Nord Piano 5】サスティン・ペダルの極性の設定方法は?

A

サスティン・ペダルには極性があり、通常、Nord Piano 5は極性を自動で判定します。しかし、ペダルと本機の極性が合っていない場合、ペダルを踏んでいない時にサスティンがかかってしまい、踏んだ時にサスティンが止まります。
このようなときは、システム・メニューの「Sustain Pedal Type」で極性を反転させます。

* Nord Piano 5で使用できるサスティン・ペダルについては以下をご参照ください。
⇒(ご参考:【Nord Piano 5】使用できるサスティン・ペダルは?)

■サスティン・ペダルの極性の設定

[SHIFT]ボタンを押しながら[PEDAL]ボタンを押し、システム・メニューに入ります。

液晶画面上の[◀]/[▶]に対応したボタンを押して表示を切り替え、「Sustain Pedal Type」を表示させます。

[PROG/MENU]ダイアルを回し、設定を変更します。
* Type:Auto(デフォルト値)、 Closed、Open、Triple


[EXIT]ボタンを押して、システム・メニューから抜けます。
* 設定は自動的に保存されます。

Q

【Nord Piano 5】フットコントローラーを使用するための設定は?

A

エクスプレッション・ペダルを[VOL/CTRL PEDAL]ジャックに接続し、システムメニューの「Control Pedal Type」にて接続するペダルの種類を選択します。


■ エクスプレッション・ペダルの設定方法

エクスプレッション・ペダルを[VOL/CTRL PEDAL]ジャックに接続します。

[SHIFT]ボタンを押しながら[PEDAL]ボタンを押し、システム・メニューに入ります。

液晶画面上の[◀]/[▶]に対応したボタンを押して、「Control Pedal Type」を表示させます。

液晶画面上の[TYPE]に対応したボタンを押して設定値を表示し、[PROG/MENU]ダイアルを回して、接続したエクスプレッション・ペダルを選択します。
* Type:Roland EV7、Yamaha FC7、Korg、Fatar SL


[EXIT]ボタンを押して、システム・メニューから抜けます。
* 設定はに自動的に保存されます。

Nord Piano 5の音量を足元でコントロールする際の設定につきましては、こちらをご参照ください。
⇒(ご参照:【Nord Piano 5】フットコントローラーで音量調節できますか?)

Q

【Nord Piano 5】警告が表示され、音色が保存できません

A

Nord Piano 5は「メモリー・プロテクト」がオンの状態で出荷され、工場出荷時のプログラムが誤って上書きされないようになっています。メモリー・プロテクトは、システム・メニュー内の設定により解除することができます。


■ メモリー・プロテクトを解除する方法


[SHIFT]ボタンを押しながら[SYSTEM]ボタンを押し、システム・メニューに入ります。


液晶画面上の[◀]/[▶]に対応したボタンを押して、「MEMORY PROTECT」を表示させます。


[PROG/MENU]ダイアルを回し、「Off 」にします。


[EXIT]ボタンを押してシステム・メニューから抜けます。

Q

【Nord Piano 5】チューニングを442 / 441Hz(ヘルツ)に変更したい

A

システム・メニュー内の「Fine Tune」にて、本機全体のチューニングを最大+50 ~ -50セントの範囲で調整することができます。以下の手順をご参照ください。


■ チューニングの設定手順

[SHIFT]ボタンを押しながら[SYSTEM]ボタンを押し、システム・メニューに入ります。

液晶画面上の[◀]/[▶]に対応したボタンを押して表示を切り替え、「FINE TUNE」を表示させます。


[PROG/MENU]ダイアルを回し、チューニングを変更します。
442Hz : 442.0Hz +8 cent
441Hz : 441.0Hz +4 cent

* デフォルト設定は「0」でA4=440Hzになります。

[EXIT]ボタンを押して、システム・メニューから抜けます。

Q

【Nord Wave 2】ピアノなどのサンプル音色を選択したい

A

オシレーター・セクションにて、サンプル音色を選択できます。
サンプルは、工場出荷状態にロードされているものの他、Nord本国サイトのNord Sample Library 3.0からダウンロードしたものが使用できます。

サンプルの選択方法について、詳しくは以下をご参照ください。


■サンプルを選択する




オシレーター・セクションのセレクターボタンを何度か押し、「SAMPLE」を選択します。
W TABLEとFMの右にあるLEDが両方とも点灯すると、SAMPLEが選べます。


[WAVEFORM]ダイアルを回して、お好みのサンプルを選択します。
選択の際には、[CATEGORY]ダイアルなども使うと、目的のサンプルをすばやく選択できます。

Q

【Nord Wave 2】音色(プログラム)の保存方法は?

A

エディットした音色(プログラム)は、任意のプログラム・ナンバーに保存しておくことができます。
また、プログラムは名前を付けて保存することも可能です。

■ 音色(プログラム)を保存する

ディスプレイの左上にある[STORE]ボタンを一回押し、保存操作に入ります。[STORE]ボタンのLEDが点滅し、プログラムの保存先を指定する画面がディスプレイに表示されます。

現在のプログラムに上書き保存する場合は、[STORE]ボタンをもう一度押します。
別の場所に保存する場合は、[VALUE]ダイアルを回して、保存先を指定します。
* [PAGE ◀ ]/[PAGE ▶ ]ボタンでも、保存先の指定ができます。


* 保存先を指定すると、そのプログラムをキーボードで演奏でき、消してもよいプログラムかどうかを確認することができます。


プログラムの保存先を選択後、[STORE]ボタンを押してプログラムを保存します。
* [STORE]ボタンを押す前に[EXIT]ボタンを押すと保存作業を中止します。


■ 名前をつけて音色(プログラム)を保存する


[SHIFT]ボタンを押しながら[STORE]ボタンを押し、「STORE AS...」を選択します。[STORE]ボタンのLEDが点滅し、名前を入力する画面がディスプレイに表示されます。

ディスプレイ上の[ABC]ボタンを押しながら、[VALUE]ダイアルを回し、アルファベットの列から入力したい文字を選択します。
* [ABC]ボタンを放すと、カーソルが次のマスに移動します。

プログラム名の入力が完了したら、[STORE]ボタンを押します。

現在のプログラムに上書き保存する場合は、[STORE]ボタンをもう一度押します。
別の場所に保存する場合は、[PROGRAM]ダイアルを回して、保存先を指定します。
* [PAGE ◀ ]/[PAGE ▶ ]ボタンでも、保存先の指定ができます。

* 保存先を指定すると、保存先のプログラムをキーボードで演奏できます。これにより、消してもよいプログラムかどうかを確認することができます。

プログラムの保存先を選択後、[STORE]ボタンを押してプログラムを保存します。
* [STORE]ボタンを押す前に[EXIT]ボタンを押すと、保存作業を中止します。

Q

【Nord Wave 2】チューニングを442 / 441Hz(ヘルツ)に変更したい

A

システム・メニュー内の「Fine Tune」にて、本機全体のチューニングを最大+50 ~ -50セントの範囲で調整することができます。設定方法は、以下の手順をご参照ください。


■ チューニングの設定手順

[SHIFT]ボタンを押しながら[SOUND]ボタンを押し、サウンド・メニューに入ります。

[PAGE ◀]/[PAGE ▶]ボタンでページを切り替え、「FINE TUNE」を表示させます。

[VALUE]ダイアルを回し、チューニングを変更します。
442Hz : 442.0Hz +8 cent
441Hz : 441.0Hz +4 cent

* デフォルト設定は「0」で、A4=440Hzです。


[EXIT]ボタンを押して、サウンド・メニューから抜けます。

Q

【Nord Wave 2】「Memory is protected!」が表示され、音色が保存できません

A

Nord Wave 2は、メモリー・プロテクトがオンの状態で出荷され、工場出荷時プログラムが誤って上書きされないようになっています。メモリー・プロテクト設定は、システム・メニュー内でオフにすることができます。

■ メモリー・プロテクトを解除する方法

[SHIFT]ボタンを押しながら[SYSTEM]ボタンを押します。

メモリー・プロテクトがディスプレイに表示されるまで[PAGE ◀ ]ボタンを押し、「Memory Protect」を選択します。

[VALUE]ダイアルを回して、”Off”にします。

[EXIT]ボタンを押してシステム・メニューから抜けます。

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